現在、ソーシャルワークといわれる技術はソーシャルケースワーク、ソーシャルグループワーク、( )、社会活動法、社会福祉調査、社会福祉計画、社会福祉運営管理などが含まれている。
これは「保健医療サービス」で出題されたレポート課題のひとつですが、なぜ「保健医療サービス」で出題されたのか、よくわかりません。「現代社会と福祉」ならわかります。課題文の単語が保健医療と関係なく、教科書の索引から調べ始めることができませんでした。
そこで、問題文の前半を丸ごとインターネットで検索しました。すると、そのものずばり、課題文と一致する文章のあるページに行き当たりました。
ソーシャルワークとは
このページによれば、( )に当てはまるのは「コミュニティワーク」ということになります。リンクをたどっていくと、愛知教育大学の準教授である人のホームページであるということがわかります。しかし、レポート出題者が一研究者のホームページだけを根拠としているとは思えないので、この文章には元になる別の資料があると考えられます。
続いて、問題文の後半を丸ごとインターネットで検索しました。すると、この4つの言葉は、「地域援助技術」という言葉と合わせた5つで「間接援助技術」と呼ばれていることがわかりました。社会福祉士の受験参考書だと2009年版(旧カリキュラムの「社会福祉援助技術」)に載っていて、新カリキュラムでは扱われていないようですが、保育士試験の受験参考書では2015年版にも載っていました。
地域援助技術と、コミュニティワークは、同じようなものでしょう、ということで、レポートは「コミュニティワーク」で提出しました。参考文献としては、最初に行きついた研究者のホームページを掲載しておきました。返ってきた採点は○、しかし模範解答には「社会福祉運営管理」と書いてありました。社会福祉運営管理だと、課題文の最後の単語と重複していますよ?!模範解答は、答えのみ書かれていて補足の説明や参考資料の提示などはなかったので、結局この問題がどういうことをしてほしかったのかはわかりませんでした。